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研究レポート

1 犬の飼い主の義務(犬の登録、予防注射、鑑札・注射済票の装着について)

弁護士法人リバーシティ法律事務所

2015/11/13

Q

 最近犬を飼い始めました。飼い主は市役所に犬を飼っていることを届け出なければいけないと聞きました。でも、周囲の飼い主さんを見ていると、市役所でもらえる鑑札票などを犬に付けている人もいれば、付けていない人もいるようです。必ず届出しなければいけないものなのでしょうか。また狂犬病の予防注射を受けさせなければいけないとも聞きましたが、法律上、飼い主の義務になっているのでしょうか。

1 狂犬病予防法という法律があって、犬の所有者には、居住している市区町村に飼い犬の登録をすることや、年1回狂犬病の予防接種を受けさせることが義務づけられています。

2 まず犬の登録については、犬の所有者は、その犬を取得した日から30日以内(生後90日以内の犬の場合は、生後90日経った日から30日以内)に、犬を登録しなければいけないことになっています。
 居住する市町村の窓口で登録すると、登録番号が記載された鑑札を交付されます。
 また、犬が死亡した時や転居などにより所在地が変更となった場合も、新しい所在地の市区町村に届け出なければなりません。犬を誰かから譲りうけた場合など、既に登録済みの犬の所有者が変更となった場合も、新しい所有者は犬を取得してから30日以内に市区町村に届出をしなければなりません。

3 狂犬病予防法では、狂犬病の予防注射を毎年1回受けさせることも飼い主の義務としています。 
 具体的には、生後91日以上の犬に対して、原則として1年に1回、4~6月の間に予防注射を受けさせなければならないことになっています。予防注射をすると注射済証明書をもらえるので、それを市区町村に提示して、注射済票の交付を受けます(動物病院によっては、その場で市区町村発行の注射済票がもらえるところもあるようです)。

4 また、犬の登録をすると交付される鑑札や、予防接種を受けさせると交付される注射済票は、犬に装着しておかなければなりません。
 これも犬の所有者の義務として定められています。よく鑑札を付けていない犬を連れている人を見かけますが、法律上は義務違反となります。

5 狂犬病は、犬から人にも感染し、犬や人を死に至らしめる恐ろしい伝染病です。
 狂犬病予防法が犬の登録や予防注射、鑑札・注射済票の装着などを飼い主の義務としているのは、犬の所有者を明確にしてどこに犬が飼育されているかを把握し、狂犬病が発生した場合に迅速かつ的確に対応するためです。犬が迷子になったり災害で飼い主と離ればなれになってしまったりした場合に、鑑札等から飼い主が判明することもありますし、ドッグランやペットホテル等では注射済票の提示がないと利用ができないところもありますので、ぜひ登録や予防注射をして、鑑札や注射済票を犬に装着してあげていただければと思います。

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