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研究レポート

4 問題が起こる前にリスク情報を収集する

著者:弁護士 宮本勇人

2014/6/25

 第一に、従業員がリスクについて報告するように、職場の雰囲気を変えることが必要です。

 大企業であれば、リスク管理規定を制定し、その中でリスク報告義務を規定する方法もありますが、中小企業の場合は、そこまでやることは難しいでしょう。むしろ、「リスクに気づいたら直ちに報告」などといった標語を書いた紙を職場に掲げ、朝礼の際全員で声を出して確認するなどして、意識を高めるほうが、現実的です。

 第二に、リスクについて報告した者が、リスク事項に関わっていたとしても、自主的に報告した場合には処分を軽減するということを、企業として明確にすることが必要です。

 第三に、何が当該企業にとってリスクなのかを、企業全体として共通認識を持つために、少人数のミーティングにより、リスク事項を各自1個ずつ順番に挙げてもらい、それについて議論する(最低20個ぐらいは挙がるようにする)。あるいは、同業者の事故事例を発表してもらい、それについて、どこが問題だったか、どのようにすべきだったのかを議論することも役に立ちます。

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