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研究レポート

8 (1)並行輸入品を扱うにあたり、海外で人気のブランドが、日本で商品登録されているかどうかをまず自分で調べたいのですが、どのように調査すればよいでしょうか?
(2)また、日本で人気のブランドが、海外で商標登録されているかどうか調べる場合はどうでしょうか。

著者:弁護士(日本・米国ニューヨーク州)・弁理士 南部 朋子
(改訂)2016/2/25
(改訂)2019/5/13

Q

(1)並行輸入品を扱うにあたり、海外で人気のブランドが、日本で商標登録されているかどうかをまず自分で調べたいのですが、どのように調査すればよいでしょうか?
(2)また、日本で人気のブランドが、海外で商標登録されているかどうかを調べる場合はどうでしょうか?

(1)特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)のウェブサイトの検索サービスを利用して調査する方法があります。

日本国内での商標登録の有無は、独立行政法人工業所有権情報・研修館の提供する特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)のウェブサイトの検索サービスを利用して、調べることができます。利用者登録は必要ありませんし、システム利用料はかかりません。

商標登録の有無などを初めて調べる方には、
J-PlatPatのサイトhttps://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/all/top/BTmTopPageの「簡易検索」からまず試してみてください(検索窓の上にあるラジオボタンは「商標」のところを選択してください)。
サービスの利用方法や注意点などについては、上記サイトに説明がありますので、必ず参照してください。

(2)海外での商標登録の有無は、その国の商標の所轄官庁のサイトにアクセスし、商標登録の検索サービスがあればそれを利用して調査するのが手軽です。ただし、通常は英語その他当該国の言語を理解していることが必要になります。

例えば、米国であれば、The United States Patent and Trademark Office(USPTO) (米国特許商標庁)のウェブサイトhttp://www.uspto.gov/で商標検索システムTrademark Electronic Search System (TESS)が提供されています。

また、韓国であれば、Korean Intellectual Property Office (KIPO)(韓国特許庁)に代わって情報提供をしているKorea Intellectual Property Rights Information Service(KIPRIS)のサイトhttp://www.kipris.or.kr/enghome/main.jsp経由で商標登録の有無を検索することが可能です。

上記検索システムはいずれも現在のところ利用者登録は必要ありませんし、システム利用料はかかりません。ただし、検索サービスの利用方法・注意点をよく理解して使う必要があります。

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