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研究レポート

5 内部通報制度の周知について

著者:弁護士法人リバーシティ法律事務所

2016/8/24

Q

うちの会社では、内部通報制度を導入しましたが、導入後1年経過しても、だれも利用しようとしません。
会社としては、制度の活用に向けて、何かすべきことはあるでしょうか。

 制度が活用されていない原因として、社員が、制度の導入自体を知らない、制度があること自体は知っているが、どう利用してよいかわからないなどの原因が考えられます。
1 制度の導入について
 導入自体を知らせる方法としては、社員へのメール、会議での連絡、ポスター掲示、研修での説明などのほか、通報先を書いたカードを全社員に配るなどの方法も考えられます。
2 利用のしかたについて
 会社のトップが、社員に対し、「内部通報制度は、会社が、不正の芽を早い段階でつみ、体質を改善するための制度であり、会社をよくするために、気づいたことを気軽に通報してほしい」旨をことあるごとに伝え、内部通報制度の趣旨を浸透させることが重要です。
 具体的に、このようなときにも通報してよいのだという事例を挙げて研修などで説明することも有効です。
 そして、徐々に利用され始めたら、通報者の秘密を保護しながら、制度が、積極的に社内で利用されているという実態を公表すると、より安心して通報する土壌を作ることにつながります。

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