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研究レポート

2 ガイダンス

著者:弁護士 宮本勇人

2005/10/31

その2・ガイダンス

 法科大学院では、学生が当該科目を履修するかを決定するために、ガイダンスを行います。そして、その内容を検討して、科目の履修を決定する学生もいます。

 私は、ガイダンスの際に、弁護士になったら大部分の者は何らかの形で倒産事件に関わらざるを得ないこと、倒産法は様々な法律問題が生ずる場面であること、単なる条文の解釈によるのではなく運用上の工夫をすることによって解決される問題も多いことを強調しました。また、学生が実務を知ることにより、講義の内容をより深く理解できるとともに倒産法に対して興味がわくように、差し支えない範囲で自分が担当した事件の話もすることにしました。

 実際に講義を行ってみると、学生にとっては、講師がレジュメに従って話す講義よりは本には書かれていない実務のおもしろい話を聞く方が(顔つきも違い)どうやら興味深いようです。

 倒産処理法の選択者は当初は、14名程度でしたが、履修していない学生の中にもガイダンスの場で聴講を希望したりする者も数名いて、合計20名弱が講義を聴くことになるようです。人数が増えてうれしいとともに、責任の重さも感じます(現行の3年生は司法試験選択科目で倒産処理法を選択する者はいないようですが、2年生の中にはおそらく、司法試験の選択科目として倒産処理法の選択を考えて聴講している者もいると思われるからです)。

 倒産処理法の範囲としては、破産法、民事再生法、会社更生法、会社整理がありますが、時間が限られているので、清算型の破産法、再建型の民事再生法を中心に講義する予定です(ただ、破産法と民事再生法を理解していれば十分でしょう)。私は、弁護士会で消費者委員会に属していることから、消費者破産に関連する部分(商工ローン、ヤミ金等)も伝えられたらと思います。

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