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警察庁の報告によれば(警察庁組織犯罪対策部ほか『平成22年の暴力団情勢』)、暴力団構成員の数は、平成22年末現在3万6,000人で前年に比べて2,600人減少、暴力団準構成員の数は、4万2,600人で前年に比べて300人増加しています。
つまり、暴力団準構成員の数が、構成員の数を上回っていることがわかります。
なぜ、このような事態が発生しているのか?
暴力団構成員に対する規制が厳しくなるとともに、表面的には構成員ではなくなることにより、規制を逃れつつ、水面下では、暴力団と関係を持ち続けるという者の存在が増えているからではないかと考えられます。
暴力団構成員等の数の推移からも、「反社会的勢力の実態(1)」に記載した、反社会的勢力の姿が不透明になっているということがわかります。
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