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研究レポート

48 親権の帰属と母性優先の原則

著者:弁護士 越川芙紗子

2015/6/5

Q

離婚に際して親権の争いになった場合、母親が優先すると聞きましたが、本当でしょうか。

 子の監護養育に関する考え方の一つに、母性優先の原則というものがあります。

 これは、乳幼児については、母性によるきめ細やかな監護養育が不可欠であるから、特段の事情がない限り母の監護養育にゆだねることが子の福祉に合致するという考え方です。

 これまでは、父親は家の外で仕事、母親は家で子育て、という家庭が多かったことから、ほとんどの場合、母親が親権者とされていました。

 現在でも、主として母親が子を監護している家庭は多いですが、価値観の多様化と共に、家庭のあり方も多様化しており、母性的な役割をもつ主たる監護者が父親である家庭も増えてきています。

 そのため、親権者を父母のいずれとすべきかについては、必ずしも生物学上の母親を優先するのではなく、子の具体的な監護状況や子との精神的・情緒的な結びつきの程度などから、慎重に判断すべきであるとされています。

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